整体は施術者に身体をほぐしたり整えたりしてもらうもの、ピラティスは自分で身体の動かし方を身につける運動です。今ある張りを楽にしたいなら整体、繰り返さない身体の使い方を作りたいならピラティスが向きます。

肩や腰の張りが続くと、「整体に行くか、運動を始めるか」で迷う方は少なくありません。どちらが上ということではなく、やっていることが違います。

01. いちばんの違いは「受けるか、動くか」

  • 整体 — 施術者が手技で身体をほぐしたり整えたりします。受ける側は基本的に横になっています
  • ピラティス — 自分で身体を動かし、姿勢や動き方を身につけます。インストラクターは動きを見て伝える役です

整体は「整えてもらう」、ピラティスは「整えられるようになる」。 目的が違うので、効き方も違います。

02. 向いている状況

整体が向く

  • 今ある張りやこわばりを、まず楽にしたい
  • 運動する気力や体力がまだない
  • 身体をほぐしてもらうことで楽になる実感がある

ピラティスが向く

  • 張りが何度も戻ってくる
  • 姿勢や動き方そのものを変えたい
  • 運動の習慣を作りたい
  • 自分の身体の使い方の癖を知りたい

03. 資格の仕組みも違う

整体には、国が定めた資格制度があるわけではありません。柔道整復師や理学療法士などの国家資格とは別のものです。施術者によって、学んできた内容や方針に幅があります。

ピラティスのインストラクターも国家資格ではなく、民間の養成団体による認定です。どちらも、誰がどんな経歴で担当しているかを確認することが大切です。資格の見方はインストラクターの資格の見分け方にまとめています。

04. 先に医療機関へ行くべき症状

次のような場合は、整体でもピラティスでもなく、先に整形外科などの医療機関で原因を確認してください。

  • 痛みが強く、日常の動作がつらい
  • 手足にしびれがある
  • 転倒やけがのあとから痛い
  • じっとしていても痛む、夜も痛む
  • 発熱をともなう
ピラティスは治療ではありません。痛みの原因が分からないまま運動を始めると、悪化させることがあります。この記事は診断や治療を目的としたものではありません。

05. 併用するなら役割を分ける

  • 整体 … 張りが強い時期に、身体を楽にする
  • ピラティス … 楽になった状態で、戻りにくい動き方を練習する

ほぐしてもらうだけでは、日常の姿勢が同じならまた張ります。 骨盤の話が気になる方は「骨盤の歪み」を正しく理解する、腰に不安がある方は腰痛がある人のピラティスの始め方も参考にしてください。

Brille 大津京はピラティススタジオで、整体の施術は行っていません。パーソナル(1対1・50分)では、動きを見ながら身体の使い方の癖を一緒に確認します。初回体験はマット・グループマシンがそれぞれ0円、パーソナルが2,980円です。

よくある質問

整体とピラティスは併用してもいいですか?

問題ありません。整体で張りを楽にした状態で、ピラティスで動き方を練習するという使い分けをしている方もいます。施術を受けた当日に運動を重ねてよいかは、施術者にも確認してください。

腰が痛いときはどちらに行けばいいですか?

痛みが強い、しびれがある、転んだあとから痛いといった場合は、整体でもピラティスでもなく、先に整形外科などの医療機関で原因を確認してください。

ピラティスで骨盤矯正はできますか?

ピラティスは、骨の位置を施術で動かすものではありません。骨盤を支える筋肉の使い方の左右差に気づき、使えていない側を使えるようにする運動です。

この記事の監修

富田 大介ピラティススタジオ Lucia(滋賀県守山市)代表

PHIピラティス コンプリヘンシブインストラクター/エキスパートボディデザイナー

幼少期から高校まで野球に打ち込み、度重なるけがと挫折から運動療法に関心を持つ。メディカルトレーナー学科の専門学校を卒業後、フィットネスクラブに勤務。フリーインストラクターを経てピラティスと出会い、PHIピラティスのコンプリヘンシブ資格を取得。2020年に滋賀県守山市でピラティススタジオ Lucia を開業。

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、診断や治療を目的としたものではありません。身体に不安がある場合は医師などの医療専門家へご相談ください。