痛みの原因が分からないうちは、運動より先に医療機関で確認してください。診断がついて運動の許可が出ている場合は、負荷を細かく調整できるマシンピラティスから段階的に始めるのが現実的です。
腰痛は原因がひとつではありません。同じ「腰が痛い」でも、やっていいことと避けるべきことが人によって変わります。順番を整理します。
01. まず、運動より医療機関が先の場合がある
次に当てはまるときは、運動を始める前に受診してください。
- 安静にしていても痛みが続く
- 脚のしびれや力の入りにくさがある
- 発熱を伴う
- 転倒やけがのあとから痛みが出た
- 排尿・排便に変化がある
「動かせば治る」と決めつけないことが大事です。原因が分からない痛みに自己流の運動を足すと、長引かせることがあります。
02. 診断がついたあと、ピラティスができること
医師から運動の許可が出ている場合、ピラティスで扱えるのは主に次の点です。
- 腰だけで動かしていた動作を、股関節や胸まわりに分散させる
- 呼吸と一緒に腹部の圧を保ち、体幹を安定させる
- 自分がどの姿勢のときに負担がかかっているかを自覚する
痛みを取ることそのものではなく、痛みが出やすい動き方を変えることが目的です。ここを取り違えると期待とずれます。
03. マシンを使う理由
腰に不安がある方ほど、マットよりマシンのほうが進めやすい場合があります。
- ばねが動きを補助するため、自分の体重を支えきれない状態でも動ける
- 台に寝た姿勢のまま行える種目が多く、起き上がる動作を減らせる
- 負荷を段階的に上げ下げできる
「マシン=きつい」というイメージがありますが、補助が効くぶん、むしろ楽に正しい位置に入れることが多いものです。
04. 始めるときに必ず伝えること
- いつから、どこが、どんなときに痛むか
- 診断名(分かっていれば)
- 医師から止められている動作があるか
- 服用中の薬があるか
言いにくいと感じても、ここを省くと安全な範囲が決められません。 1対1のパーソナルなら、周りを気にせず話せます。
05. 進め方の目安
- 痛みの出ない範囲を一緒に確認する
- 呼吸と骨盤の位置を整える
- 股関節・胸まわりを動かして腰の負担を分散する
- 日常動作(立ち上がる、持ち上げる)に落とす
焦って負荷を上げないこと。 週1回でも、痛みの出ない範囲を積み重ねるほうが結果的に早く進みます。
Brille 大津京のパーソナルは1対1(50分)で、初回体験は0円です。痛みの状況を伺ってから内容を決めます。
よくある質問
腰が痛いのですが受けられますか?
痛みの原因が分かっていて、医師から運動の許可が出ていれば受けられます。原因が不明な痛み、しびれを伴う痛み、安静にしていても続く痛みは、先に医療機関を受診してください。
レッスン中に痛みが出たらどうすればいいですか?
その場で止めて伝えてください。我慢して続ける意味はありません。痛みの出ない範囲に動きを変えるか、別の種目に切り替えます。
どのクラスから始めればいいですか?
腰に不安がある方はパーソナルからをおすすめします。人数の多いクラスでは、一人ひとりの痛みの出方に合わせて内容を変えることが難しいためです。
この記事の監修
富田 大介ピラティススタジオ Lucia(滋賀県守山市)代表
PHIピラティス コンプリヘンシブインストラクター/エキスパートボディデザイナー
幼少期から高校まで野球に打ち込み、度重なるけがと挫折から運動療法に関心を持つ。メディカルトレーナー学科の専門学校を卒業後、フィットネスクラブに勤務。フリーインストラクターを経てピラティスと出会い、PHIピラティスのコンプリヘンシブ資格を取得。2020年に滋賀県守山市でピラティススタジオ Lucia を開業。
駒澤 悟
健康運動指導士/日本モデルボディメイク協会認定ボディメイクトレーナー/TRXサスペンショントレーナー/アスリートフードマイスター3級
国内外のフィットネスコンベンションで指導・演技を重ねてきたトレーナー。2013年アジアフィットネスコンベンション優勝、2014年ジャパン優勝・フランス4位入賞。2016年にはフランス最大級のフィットネスイベント Salon Fitness でプレゼンテーションを担当。2018年 SUMMER STYLE AWARD 大阪大会準優勝。
この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、診断や治療を目的としたものではありません。身体に不安がある場合は医師などの医療専門家へご相談ください。
