お腹が出て見える原因は脂肪だけではありません。骨盤が前に倒れて内臓が前に押し出される姿勢や、腹部の圧を保てていない状態でも同じ見え方になります。

「体重は変わっていないのに、お腹だけ出てきた」。この状態には脂肪以外の要素が関わっています。

01. お腹が出て見える3つの理由

  • 脂肪 — 純粋に量が増えた場合
  • 姿勢 — 骨盤が前に倒れ、内臓が前に押し出されている
  • 腹圧 — 腹部を囲む筋肉が働かず、内側から支えられていない

2つ目と3つ目は、体重を落としても解決しません。 逆に、体重が変わらなくても見た目が変わることがあります。

02. 腹圧という考え方

体幹は箱のような構造で支えられています。

  • ふた … 横隔膜
  • 前と横 … 腹横筋
  • 後ろ … 背中側の筋肉
  • 底 … 骨盤底筋

この4つが同時に働くと、内側から圧が生まれて胴体が安定します。これが腹圧です。腹圧が保てていないと、内臓を前から支えるものがなくなります。

03. 上体を起こす腹筋運動が効きにくい理由

いわゆる腹筋運動は、お腹の表面にある筋肉(腹直筋)を縮める運動です。これは箱の前面の一部を鍛えているだけで、圧を作る働きとは別です。

さらに、勢いをつけて起き上がる動きは息を止めやすく、腹圧がむしろ抜けることがあります。回数を増やしても見た目が変わらないのはこのためです。

04. ピラティスで行うこと

  • 呼吸で肋骨を広げる — 横隔膜を働かせる
  • 骨盤の傾きを自分で調整する — 前に倒れたままを直す
  • その状態を保ったまま手脚を動かす — 日常でも保てるようにする

「お腹をへこませる」のではなく、内側から支えられる状態を作るという考え方です。

マシンを使うと分かりやすい

リフォーマーはばねの補助があるため、姿勢を保つことに集中したまま手脚を動かせます。 自分の体重だけで行うより、どこで支えているかを感じやすくなります。

体型の変化には個人差があります。急激な腹部の膨らみ、痛みを伴う場合は医療機関にご相談ください。

05. 現実的な組み合わせ

体重そのものを落としたい場合は、ピラティス単体では足りません。

  • 食事の見直し
  • 歩く・走るなどの有酸素運動
  • ピラティスで姿勢と動き方を整える

この3つは役割が違うので、どれか1つで全部を賄おうとしないことです。

Brille 大津京はマットグループ 4:8,800円から。初回体験はマット・グループマシンが0円なので、まず自分のお腹が「脂肪か姿勢か」を見てもらってください。

よくある質問

腹筋を毎日やればへこみますか?

上体を起こす腹筋運動は表面の筋肉を使う運動で、姿勢の変化には直結しません。骨盤の傾きが原因で前に出て見える場合、回数を増やしても見た目は変わりにくいです。

ピラティスで体重は落ちますか?

体重を落とすことを主目的にした運動ではありません。姿勢と動き方が変わることで見た目の印象が変わることはありますが、体重を減らしたい場合は食事と有酸素運動を組み合わせてください。

どのくらいで見た目が変わりますか?

姿勢由来の場合、レッスン直後に立ち姿が変わることもあります。ただし日常の姿勢が戻れば元に戻ります。定着には数か月かかると考えてください。

この記事の監修

富田 大介ピラティススタジオ Lucia(滋賀県守山市)代表

PHIピラティス コンプリヘンシブインストラクター/エキスパートボディデザイナー

幼少期から高校まで野球に打ち込み、度重なるけがと挫折から運動療法に関心を持つ。メディカルトレーナー学科の専門学校を卒業後、フィットネスクラブに勤務。フリーインストラクターを経てピラティスと出会い、PHIピラティスのコンプリヘンシブ資格を取得。2020年に滋賀県守山市でピラティススタジオ Lucia を開業。

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、診断や治療を目的としたものではありません。身体に不安がある場合は医師などの医療専門家へご相談ください。