効果がないと感じる原因の多くは、期待している変化とピラティスで起きる変化のずれです。ピラティスは体重を落とすことを主な目的にした運動ではありません。先に変わるのは姿勢や動きやすさで、目安は週1回で3か月前後です。
「半年通っているのに体重が変わらない」「効果が出ている気がしない」。こう感じたときは、原因を5つに分けて確認すると、見直す場所が分かります。
01. 原因① 期待している変化がずれている
いちばん多いのがこれです。
- ピラティスで先に変わりやすいこと — 姿勢、動きやすさ、肩や腰の張り、呼吸の入りやすさ
- ピラティスだけでは変わりにくいこと — 体重の大きな減少
ピラティスは、体重を落とすことを主な目的にした運動ではありません。 目的が体重なら、食事の見直しと有酸素運動を足す必要があります。「痩せない=ピラティスが合っていない」とは限りません。
02. 原因② まだ期間が短い
姿勢は、何年もかけて身についた身体の使い方の結果です。週1回で3か月前後が、変化を感じる一つの目安です。時期ごとに感じやすい変化はピラティスの効果はいつから出るかで整理しています。
03. 原因③ 間隔が空きすぎている
月1回だと、前回覚えた身体の使い方を忘れた状態で次のレッスンを迎えやすくなります。毎回「最初からやり直し」になっているなら、回数を増やすか、自宅で呼吸と姿勢の確認を挟んでください。頻度の決め方はマシンピラティスは月何回が目安かにまとめています。
04. 原因④ 強度が合っていない
- 楽すぎる — 同じ負荷に慣れてしまい、身体に新しい刺激が入らない
- きつすぎる — 正しい位置で動けず、首や腰で頑張ってしまう
どちらも「効かない」原因になります。 楽になってきた、または毎回首や腰が疲れる、と感じたら、そのままインストラクターに伝えてください。
05. 原因⑤ レッスン以外の時間
週1回50分のレッスンに対し、残りの時間は167時間あります。座りっぱなしの時間が長ければ、そちらの影響のほうが大きいのが実情です。
- 1時間に1回は立って歩く
- 座るときに、レッスンで覚えた骨盤の位置を思い出す
- 眠る時間を確保する
06. 「効果」を記録して確かめる
体感は忘れやすいので、月に1回だけ記録すると変化に気づきやすくなります。
- 横から撮った姿勢の写真
- 前屈でどこまで届くか
- 肩や腰の張りが出る頻度
体重より、これらのほうが先に変わります。
Brille 大津京では、体験のカウンセリングで身体で気になることと目標を伺います。目的と内容が合っているかを最初に確かめるためです。初回体験はマット・グループマシンがそれぞれ0円、パーソナルが2,980円です。
よくある質問
ピラティスで痩せますか?
体重を落とすことを主な目的にした運動ではなく、体重の変化を約束するものではありません。体重を減らしたい場合は、食事の見直しと有酸素運動を組み合わせる必要があります。
何か月続けても変わらない場合は?
頻度・強度・レッスン以外の時間のどれかを見直してください。3か月以上続けても変化を感じない場合は、目的をインストラクターに伝え直し、内容が目的に合っているかを確認してください。
ピラティスは意味がないと言われるのはなぜですか?
何を効果と呼ぶかで答えが変わるためです。体重の大きな変化を期待すると物足りなく感じやすく、姿勢や動きやすさの変化を目的にするなら、続けることで変化を感じやすい運動です。
この記事の監修
富田 大介ピラティススタジオ Lucia(滋賀県守山市)代表
PHIピラティス コンプリヘンシブインストラクター/エキスパートボディデザイナー
幼少期から高校まで野球に打ち込み、度重なるけがと挫折から運動療法に関心を持つ。メディカルトレーナー学科の専門学校を卒業後、フィットネスクラブに勤務。フリーインストラクターを経てピラティスと出会い、PHIピラティスのコンプリヘンシブ資格を取得。2020年に滋賀県守山市でピラティススタジオ Lucia を開業。
駒澤 悟
健康運動指導士/日本モデルボディメイク協会認定ボディメイクトレーナー/TRXサスペンショントレーナー/アスリートフードマイスター3級
国内外のフィットネスコンベンションで指導・演技を重ねてきたトレーナー。2013年アジアフィットネスコンベンション優勝、2014年ジャパン優勝・フランス4位入賞。2016年にはフランス最大級のフィットネスイベント Salon Fitness でプレゼンテーションを担当。2018年 SUMMER STYLE AWARD 大阪大会準優勝。
この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、診断や治療を目的としたものではありません。身体に不安がある場合は医師などの医療専門家へご相談ください。