肩こりの多くは、肩そのものより胸まわりの硬さと肩甲骨の位置に原因があります。凝っている場所をほぐすだけでなく、肩の位置を決めている部分を動かすほうが戻りにくくなります。
肩を揉んでもらった直後は楽になるのに、数日で元に戻る。よくある話です。原因が肩の外にあるからです。
01. 肩の位置を決めているのは肩ではない
腕は肩甲骨につながり、肩甲骨は胸郭(肋骨のかご)の上を滑るように動きます。つまり胸まわりが硬いと、肩甲骨は動ける範囲を失います。
肩甲骨が動かないまま腕を使い続けると、首から肩にかけての筋肉が常に働き続けることになります。これが「揉んでも戻る」状態の背景です。
02. デスクワークで起きていること
座っている時間が長いと、次の連鎖が起きやすくなります。
- 骨盤が後ろに倒れる
- 背中が丸まり、胸郭が閉じる
- 頭が前に出る
- 首と肩の後ろが引っ張られ続ける
頭は体重の約1割の重さがあります。前に出るほど、支える首と肩の負担が増えます。
03. ピラティスで扱うこと
- 胸郭を動かす — 呼吸で肋骨を広げ、丸まったままの胸を開く
- 肩甲骨の位置を覚える — 上げる・下げる・寄せる・離すを意識して行う
- 骨盤から積み直す — 座り方の土台を変える
「肩を回す」ではなく、肩が動ける土台を作るという順番です。
呼吸が先にくる理由
肋骨は呼吸のたびに広がり縮みます。呼吸が浅いままだと胸郭は硬いままなので、ピラティスでは呼吸から始めます。地味に見えますが、ここを飛ばすと肩甲骨は動きません。
04. 続けるための現実的なこと
レッスンで動かしても、残りの週6日を同じ姿勢で過ごせば戻ります。次のうち1つでいいので変えてください。
- 1時間に1回立つ
- 画面の高さを目線に近づける
- 椅子に浅く座らない(骨盤を立てて座る)
05. Brille 大津京の場合
- マットピラティス(定員20名・50分) マットグループ 4:8,800円 — 呼吸と姿勢の基本から
- パーソナル(50分) — 肩の状態を見ながら個別に進めたい方に
初回体験はマット・グループマシンが0円、パーソナルが2,980円です。まず自分の胸まわりがどれくらい動くのかを確認してみてください。
よくある質問
マッサージとどちらがいいですか?
目的が違います。マッサージはその場の緊張を緩めるもの、ピラティスは緊張が生まれる姿勢と動き方を変えるものです。併用している方も多くいます。
どのくらいで変化を感じますか?
個人差がありますが、レッスン直後に軽さを感じる方は多いです。姿勢そのものが変わるには数か月かかります。日常の座り方が変わるかどうかで差が出ます。
肩が痛くて上がりません。
痛みで腕が上がらない場合は、まず整形外科などで原因を確認してください。診断がつき運動の許可が出てから始めるほうが安全です。
この記事の監修
富田 大介ピラティススタジオ Lucia(滋賀県守山市)代表
PHIピラティス コンプリヘンシブインストラクター/エキスパートボディデザイナー
幼少期から高校まで野球に打ち込み、度重なるけがと挫折から運動療法に関心を持つ。メディカルトレーナー学科の専門学校を卒業後、フィットネスクラブに勤務。フリーインストラクターを経てピラティスと出会い、PHIピラティスのコンプリヘンシブ資格を取得。2020年に滋賀県守山市でピラティススタジオ Lucia を開業。
この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、診断や治療を目的としたものではありません。身体に不安がある場合は医師などの医療専門家へご相談ください。
