座り続けると骨盤が後ろに倒れ、胸が閉じ、股関節の前側が縮んだままになります。特定の筋肉が休みなく働き続けるため、疲れが取れないまま蓄積していきます。

座っている時間が長い人の身体には、決まった順番で変化が起きます。

01. 座り続けると起きる連鎖

  1. 骨盤が後ろに倒れる(背もたれに寄りかかると起きやすい)
  2. 腰から背中が丸まる
  3. 胸郭が閉じ、呼吸が浅くなる
  4. 頭が前に出る
  5. 首と肩の後ろが引っ張られ続ける

同時に、股関節の前側は曲がったままになります。座位は股関節を90度に曲げ続ける姿勢だからです。

02. 「疲れが取れない」の正体

この状態では、休んでいるつもりでも一部の筋肉は働き続けています。

  • 頭を支える首の後ろ
  • 丸まった背中を支える腰
  • 前に倒れないように働く背中側

動いていないのに疲れるのはこのためです。「疲れたから座る」を繰り返すと、疲れの原因が積み上がります。

03. ピラティスで扱うこと

  • 胸郭を動かす — 呼吸で肋骨を広げ、閉じたままの胸を開く
  • 股関節の前側を伸ばす — 座位で縮んでいた部分を戻す
  • 骨盤を立てて座る感覚を覚える — 土台から積み直す
  • 背中側を働かせる — 丸まった姿勢で使えなくなった部分を使う

伸ばすだけでは戻ります。 縮んだ側を伸ばし、使えていない側を使う。この両方が必要です。

04. レッスン以外の時間のほうが長い

週1回50分のレッスンに対し、座っている時間は週に40時間を超えます。残りの時間を1つでも変えるほうが効きます。

  • 1時間に1回立つ — 30秒でも構いません。回数が効きます
  • 画面の高さを上げる — 頭が前に出る原因の多くはこれです
  • 浅く座らない — 骨盤を立てて、坐骨に乗る
  • 足を組む癖をやめる — 左右差の原因になります

全部やる必要はありません。1つ選んで2週間続けてください。

手のしびれ、強い痛み、力が入りにくいなどの症状がある場合は、運動より先に医療機関にご相談ください。

05. 通う時間帯で選ぶ

デスクワークの方は、仕事の前後どちらに入れるかで続きやすさが変わります。Brille 大津京の営業時間は9:00〜22:00(最終レッスン21:00開始)で、朝の枠も夜の枠もあります。

無料駐車場が20台以上あり、JR大津京駅からは徒歩8分です。初回体験はマット・グループマシンが0円なので、まず自分の胸まわりと股関節がどれだけ動くかを確認してみてください。

よくある質問

どのくらいの頻度で立てばいいですか?

1時間に1回、30秒でも立って歩くことをおすすめします。時間の長さより回数のほうが効きます。

良い姿勢を保とうとすると疲れます。

正常です。姿勢は「1日中保つもの」ではなく「崩れたら戻せるもの」と考えてください。保ち続けようとすると、別の場所が疲れます。

ストレッチだけでは足りませんか?

伸ばすだけだと、また同じ姿勢に戻ります。縮んだ側を伸ばすことと、働いていない側を使えるようにすることの両方が必要です。

この記事の監修

富田 大介ピラティススタジオ Lucia(滋賀県守山市)代表

PHIピラティス コンプリヘンシブインストラクター/エキスパートボディデザイナー

幼少期から高校まで野球に打ち込み、度重なるけがと挫折から運動療法に関心を持つ。メディカルトレーナー学科の専門学校を卒業後、フィットネスクラブに勤務。フリーインストラクターを経てピラティスと出会い、PHIピラティスのコンプリヘンシブ資格を取得。2020年に滋賀県守山市でピラティススタジオ Lucia を開業。

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、診断や治療を目的としたものではありません。身体に不安がある場合は医師などの医療専門家へご相談ください。